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「朝顔の蕾が開くには」

ある大学の研究者がこういった。「朝顔の蕾が開き大輪の花を咲かせるには、冷たい時間と闇の深さが必要」だという。
光や温かさだけではなく、夜の冷たい時間と闇の暗さがなければ、大輪の花は咲かないという。
人間も、明るく楽しいことばかりではひとり前の人間にはならない。人生で起ること遭遇することの中には、辛く悲しくて心が打ちひしがれることもある。そのようなとき、向き合わないで自分をごまかし、精神が安楽な選択をしていたら、命の根は育たない。暗い部分にも正対しなければならない。
人間はポジティブな感情になると、細胞にいい影響を与え、自然治癒力が高まるという。
それだけではなく、ネガティブな感情も自然治癒力が高まるという。
明るいことも暗いことも、楽しいことも悲しいことも人間が成長するには必要なことだと感じた。