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【箱根駅伝】

箱根駅伝は、関東学連加盟大学のうち、前年大会でシード権を獲得した10校と、予選会を通過した10校、および関東学生連合を加えた合計21チームが出場する大会で、東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間を往路5区間(107.5km)、復路5区間(109.6Km)の合計10区間(217.1Km)で競う、学生長距離界最大の駅伝競走です。
タスキをつなぐためにそれぞれの選手は責任を持ち、必死でタスキをつなげようとします。
公道を使うため繰り上げスタートがあります。箱根駅伝だと、往路の1-2区、2-3区は10分、そのほかの往路と復路は20分遅れで繰り上げスタートになります。
箱根駅伝を見ていると、ひとつの目的に向かってチームに取り組む際の、一人ひとりの責任の重さが、痛いほど伝わってきます。
組織に所属していると、ひとつの仕事でたくさんの部署が関わってきます。たとえば受付で患者のカルテを準備し、外来~検査~担当医~会計と、ひとつの仕事を複数の部署がつないでいく形になります。
それは言ってみれば、駅伝の「タスキ」。しかし箱根駅伝を走る選手ほどの必死さで、自分はタスキをつなごうとしているだろうか。日々複数つながれていくタスキ(仕事)の中で、ひとつひとつのタスキの重さを見失っていないか。箱根駅伝を通じて考えさせられます。
また、監督は1区・2区・山登り・山下りと選手の強みを生かし適材適所に配置します。
監督は併走車からマイクで、「お前男だな・そうそうその走り・手のふりがいいぞ」など、勇気を与える言葉かけをします。
駅伝を見ていると仕事であり人生であると思います。
年末年始かけてコロナ感染により、それぞれの職員が代役をこなし、バトンをつないだと思い感無量です。
ありがとうございました。