公チャンネル

語る言葉が相手の胸や腹に届かないのか

人の話の受け売りや書物からえた知識では、いくら流ちょうに弁舌さわやかに話をしても届かない。
語る人の言葉に「言霊」が宿らなければ届かない。
語る言葉の意味だけでなく使命感・死生観・人間観・仕事観など文字や言葉では言い表せない目に見えない大切なものが宿る。
知識を日々の仕事のなかで実践し、七転八倒しながら経験智・体験智まで高めていく。そして、自分自身が本気で信じた言葉となる。信じた言葉が論理的に正しいというものではない。話し手が悪戦苦闘しながらつかみ取ったものであれば、それが真実である。
話術より話力である。
聴衆は、話し手の覚悟や本気度を見ている。
立場の弱い人ほど敏感に感じ取っている。
人生や仕事に向き合い、七転八倒もがき苦しんだ人は、覚悟や本気度を一瞬にして見抜く。