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「気象変動」

戻り梅雨とはまことに便利な言葉。
ようは、梅雨が明けていなかったということではないか。
異常気象が多い気がする。
道路はいたるところ舗装され、降った雨の逃げ道はない。
山は森から林に変わり、山の保水力は弱った。
山の木の切り出しは馬が歩ける幅の山道で、切り出した木々馬車にひかせて麓まで降ろした。
いまは、ブルドーザーで道を広くつくり、重機を持ち込んで大量に伐採し運び出す。
山は悲鳴を上げている。馬の重さには耐えても重機の重さには耐えられないのだ。
蚊帳と団扇に蚊取り線香・打ち水で涼をとった。
今は、気候に身体をなじませることはしないで、身体になじむようエアコンで環境を作り変えている。
地球は何億年も過酷な条件に耐えてきたが、人間は耐えられるか。甚だ疑問である。地球にやさしくという標語は間違っているような気がする。地球は過酷な条件でも耐え抜くだろう。むしろ人間がバタバタと倒れるだろう。人間にやさしくと標語を変えたらどうだろうか。