理事長あいさつ

理事長・院長挨拶

9月になりまだまだ暑い日が続きますが、いつの間にかセミの鳴き声が聞こえなくなり夜はすこし涼しさを感じる日もあるようです。昔なら夏の終わりにツクツクボウシの声が聞こえたものでしたがそれが聞こえないのも気候の変化でしょうか、寂しい限りです。私たちの法人経営はおかげさまで順調に歩んでおり、これもひとえに地域の皆様のご支援の賜物と感謝申し上げます。9月1日付でMSW1名、セラピスト1名の新入職員を迎えました。どうぞよろしくお願いします。少しずつ職員も増えておりうれしい限りです。
さて、新型コロナウィルス感染症の第5波拡大には多くの人が圧倒されたことでしょう。疫学的に終息する感染症の条件とは、①人以外に感染しない、②発症したら症状がありすぐにわかる、③有効なワクチンがある、の3つと言われており、新型コロナウィルス感染症は少なくとも①②は合わない、つまり今後もウィルスは変異を続け感染症の波をくり返すものと考えられています。そうであれば、私たちは新型コロナウィルスとの正しい付き合い方を身につけ、正しく自分を守りながら、移動を含めた新しい生活の術を身につけることが、賢い生き方といえると思われます。当法人でもこのような考え方のもと、感染対策を進め地域にも貢献していく所存です。
東京パラリンピックは無事閉会されました。COVID19蔓延の中での開催の是非については論じませんが、パラアスリートに勇気づけられた人は多かったのではないでしょうか。ハンディキャップのある人たちが抱く周囲の人たちへの厚い感謝の気持ちや、何事も障害のせいにせず自分の努力の足りなさに目を向け自分が変わることに一意専心する素直さに感動を覚えずにはいられませんでした。ともすれば障害のないものはそれが当たり前で、周囲への感謝の気持ちを忘れがちであり、努力の前に諦めが先立ち、問題意識のレベルが彼らとは違うように感じます。共生社会の大切さを感じた大会であったように思います。私たち法人も地域共生社会の創造に向け努力していく所存です。

理事長・院長 町田 二郎

略歴
1982年熊本大学医学部卒業。1988年熊本大学大学院医学研究科卒業、医学博士。1988年東京女子医科大学腎臓病総合医療センター、1993年熊本大学医学部泌尿器科講師、1997年済生会熊本病院腎泌尿器センター、2010年済生会熊本病院副院長、2021年医療法人むすびの森理事長・あきた病院々長

所属学会
日本リハビリテーション医学会、日本感染症学会、日本プライマリケア連合学会、日本慢性期医療協会、日本医療情報学会、日本クリニカルパス学会、日本がん治療学会、日本医療・病院管理学会、日本泌尿器科学会、日本泌尿器内視鏡学会、日本内視鏡外科学会、日本腎臓学会、日本透析医学会、日本産業衛生学会