理事長あいさつ

理事長・院長挨拶

3月末から急に暖かくなり桜も満開の季節になりました。今日4月1日は多数の新入職員の方々を迎えることができ、華やいだうれしい気持ちで一杯です。今年は12名の新しい職員を迎えることができました。これは私たちの法人の成長のあかしではないかと感じています。特に新卒の方が5名に増えたことは喜ばしい限りで、私たちも新卒者を育てる責任があることに改めて身の引き締まる思いです。
さて、新型コロナウィルス感染症第6波は新規感染者数が高止まりではありますが、私たちはこの厄介なウィルスと共存する生活に、徐々に慣れてきたように感じています。もともと人間が感染症との共存生活を営んでいるのは今に始まったことではないのですが、改めて意識したところにこの厄介なウィルスの意義があるのかもしれません。そんな矢先ウクライナでは侵略戦争がはじまりリアルで悲惨な戦争現場の映像と情報が毎日入ってきます。この21世紀に残虐な侵略戦争が始まることをだれが想像したでしょう。ちょっと前ならば考えられない、昨日までの常識が今日の常識とは限らない時代に突入しています。こんな時代だからこそ私たちは何のために仕事をするのか、何のために医療や介護という仕事をするのか、という根源的なことに立ち返り、少しずつでも自分の信念を築いていかなければ、社会の激しい変化に翻弄される人生を歩まなければならなくなりそうです。
私は医療法人むすびの森、あきた病院を、職員の皆さんが幸せと毎年少しずつの成長を感じる、いい職場にしたいと考えています。そして幸せと成長を実感することで社会に貢献する仕事ができるいい職場にしたいと考えています。実際にはある人が感じる幸せと他の人が感じる幸せ、あるいは私たちが感じる幸せと社会が感じる幸せとが相対立する場合もでてくるかもしれません。そこでコミュニケーションが重要となってきます。コミュニケーションの要は聴く、視る、尋ねる、否定しない、認める、考える、伝える、だと思います。この考え方を基盤として法人運営の様々な方針の意思決定をしていく所存です。どうか今年度もよろしくお願いします。

理事長・院長 町田 二郎