看護部長あいさつ

看護部長挨拶

新年度の時期となりました。3月に病院を去っていかれた方々の長きに渡っての労に感謝とともに寂しさを感じつつ、その礎を大切に思いながら、4月は新たにあきた病院の仲間となる方々がフレッシュな風を吹き込んでくださることを願っています。
当院では、昨年の秋頃から半年ほどかけて、病院パンフレットのリニューアルに向けて取り組みました。パンフレットを通して、私たちは何を伝えたいのか、あきた病院では、どのような医療環境を提供していくのか、各職種の代表者からなる広報プロジェクト会議を立ち上げ、意見交換を行いました。ここでのディスカッションは、それぞれの職種が患者さんに対してどのようなケアを行ってきたのか、どうありたいのか、お互いの考えや姿勢を知り合う良い機会になったと思います。
時代や社会背景によって変わっていく医療環境のなかで、みんなが共通して思っていることは、当院をかかりつけ医として長年、受診しておられる患者さんやそのご家族を大切に見守っていきたい、この地域にお住いの方々が、病気のことや体調不良等の際に相談したいと思われたときに、親しみやすい頼りになる病院でありたいという想いでした。職員が日ごろは口にしない患者さんへの姿勢が垣間見え、共有することができ、頼もしく感じました。この想いを「Community Hospital:私たちは、地域の方々の生活を支え、入院から在宅ケアまで対応可能な多機能な病院づくりを目指します」としました。そして、その想いを実現するために「AKITA 3S」を行動指針として掲げ、
「Smile:笑顔」
笑顔にはあたたかいパワーがあります。患者様(利用者様)・ご家族様が安心できるように、細やかな声かけと笑顔で接していきます。
「Safety:安全」
患者さんにとって、安全に安心して生活できる療養環境となるよう努めてまいります。
「Satisfaction:満足」
患者さんやご家族との信頼関係作りを大切に、関わっていきます。
としました。いかがでしょうか。 印象に残る覚えやすい言葉で、スタッフは、親しみやすくてわかりやすいと気に入ってくれているでしょうか?患者さんやご家族間、職員間のカンファレンス等で迷ったとき、意見が分かれたときに患者さんにとっての「Community Hospital」、「AKITA 3S」を思い起こして考えると、おのずと答えが出てくるように思います。あきた病院で働くスタッフの羅針盤として、それぞれの心のなかで育まれていくことを願っております。今年度もどうぞよろしくお願いします。