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安岡正篤先生に学ぶ
六然りくぜん

 自処超然(自ら処するに超然)
 処人藹(あい)然(ぜん)(人に処するに藹然)
 有事斬(ざん)然(ぜん)(有事には斬然)
 無事澄(ちょう)然(ぜん)(無事には澄然)
 得意澹(たん)然(ぜん)(得意の時には澹然)
 失意泰然(たいぜん)(失意の時には泰然)
 人間は他人のことだと冷静でいられるが、こと
自分の問題となると、平然としていられなくなり、
とかくものに捕らわれて執着する。事に臨んで自
分を冷静にじたばたせず、問題から抜け出さなけ
ればならない(自処超然)
 人に対しては好意と善意で温かく接していかね
ばならない。相手は自分の鏡だ。冷たくされるの
は自分が冷たくしたから(処人藹然)
 有事のときにじたばたせず、活気に満ちてイキ
キしていなければならない。何もないときには威
勢のいいことを口にするが、いざ、となれば借り
てきた猫のようになってはならぬ(有事斬然)
 何もないときには、いざ、という時に備えて鍛
練しておくことで、小人閑居して不善をなす、こ
とがないように(無事澄然)
 得意のときはのぼせてしまいやすい。俺が、と
威張り、謙虚さがなくなる。まだまだ、と謙虚で
あること(得意澹然)
 失意のときは、とかくじたばたとうろたえる。
見えるもの聞こえるものも、見えなく聞こえなく
なる。落ちたとこが始まりだ(失意澹然)