公チャンネル
『コロナ感染対策バブル』
コロナ感染症が世界中で蔓延している。
見えない、におわないウイルスとのたたかい。
出口が見えない。
政府も何をどうすれば防げるかわからない。
そりゃそうだ。未曽有の出来事が起きているのだから。
正解はない。抜本的解決策もない。
マスクは1枚3〜4円が、いまは、20円前後。
値段は需要と供給のバランスだから何とも言えないが。
予防のための機器が雨後の筍のように出てきた。
テレビをつければ、感染症の専門家がしたり顔で解説する。
可も無し不可もなしの、当たり障りのない説明。
テレビ局はどのチャンネルも似たり寄ったりの内容。
なんだか、コロナバブルの様相を呈しているように感じる。
感染防止の備品や消耗品に関して補助金がでる。
当院でも、全部署で検討し始めた。
実費でも揃えたいか。
感染防止対策上、有効と判断されるか。
必要なのか、それとも、あれば助かる程度か等々。
いろんな方向から関係者が検討している。
補助金があることは、マスクなど感染防止対策の消耗品が値上がりし、経営を圧迫している状況下では大変ありがたいことである。
ただ、私たちは、補助金の落とし穴に落ちないように気をつけなければならない。
「ただ、もらう、ひろう」は大好きであるが、ただではいけないもの、もらってはいけないもの、拾ってはいけないもの、があることを肝に銘じなければならない。
補助金だから手出しがないからと、不要なモノやあれば便利的なモノを揃えると、取り扱いが雑になり、ひいては、働く人の心まで荒んでしまう。
「ただ、もらう、ひろう」にも、道があると思う。