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『黒字経営』
30年前の倒産からの再起。
それから今日まで、大小さまざまな経営危機に遭遇した。
そのたびに、おかげさんで、危機を脱してきた。
いま、ふと、思う。
何のために経営するのだろうか。
何のために病院を存続させたいのか。
根本的な問いを、毎夜、私に投げかける。
経営者、人間としてのあり方を明確に持たねばならない。
組織はトップの在り方を反映する。
トップの思いが、行動を変え、
職員の思いと行動が変わり、病院の質が高まる。
何のために経営をするか。
人を大切にする、つまり、働く人が幸せと思う。
生きていてよかった。
あきた病院で働いてよかった。
皆が、このように思い感じるために経営をする。
そのためには、利益がいる。
利益は人を大切にする手段。
黒字経営をし続けなければならない。
利益とは、相手のためになること。
仏教用語の「りゃく=利益」である。
相手の気持ちを満足させることである。
利益を出すには、魔法はない。
当たり前のことを、そこまでやるか、というレベルまで高めること。
その結果として、利益はついてくる。
サラリーマンも一人社長である経営者。
例えば、月給が20万円から10万円に減収となったとしよう。
20万円を維持するために、不足の10万円を泥棒して、収入を維持する。
いずれ行き詰る。
会社も個人も同じ。
会社は顧客から、社員から喜ばれることを。
社員は会社から顧客から喜ばれることを成す以外に収入を増やす道はない。
黒字経営でなければ継続することはできない。
1円でいいから黒字にしよう。
当たり前のことの質を高め、世間に貢献しよう。