日本医療評価機構 認定第 JC1979号
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『ひたすら、ひたむきに』
 東洋思想家・人物学者である安岡正篤先生
の語録集が致知出版社から「安岡正篤一日一
言」として出版されている。その中にある一
節を読んでうなった。
「何ものにも真剣になれず、したがって、何
事にも己れを忘れることができない。満足す
ることができない。楽しむことができない。
常に不平を抱き、不満を持って、何か陰口を
叩いたり、やけのようなことをいって、その
日その日をいかにも雑然、漫然と暮らすとい
うことは、人間として一種の自殺行為です。
社会にとっても非常に有害です。毒でありま
す」
 では、どういう生き方をすればよいのか。
「いかにすればいつまでも進歩向上していく
ことができるのか。第一に絶えず精神を仕事
に打ち込んでいくということです。純一無難
の工夫をする。近代的にいうと、全力を挙げ
て仕事に打ち込んでいく、ということです。
 人間に一番悪いのは雑駁ざっぱくとか軽薄とかいう
ことです。これがひどくなると混乱に陥りま
す。人間で申しますと自己分裂になるのです。
そこで絶えず自分というものを何かに打ち込
んでいくことが大切です」
 耳の痛い話である。人間、仕事を通して自
己成長していく。人物を創る道場である仕事
場で不平不満をいわずに、一途一心に自反し
ながら自己を高めていかねばと思う。不器用
に一途一心に仕事に向き合えばおのずと道は
拓けていく。