日本医療評価機構 認定第 JC1979号
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『誠の一字』
 人間生きていると、いろんな出きごとに出
合う。すべてが喜ばしいことばかりではない。
 誤解とへん解に、うずまかれる時がある。
その時、どう動くかだ。
 言いわけ、弁解も知恵も通じない。誠の一
字を以て貫く以外にあるまい。
 誠とは己れをすて、ひたすら、相手の心が
おだやかになるよう祈ることではなかろうか。
 何を語るかより大切であり、その人の心の
状態を表わすのが、その人の口から出る言葉
である。
 いいすぎた、ではすまされない言葉を吐い
た人間は、同じ言葉を妻や子に語れるのだろ
うか。
 語らない言葉がある。
 黙して語らず。
 沈黙は金。
 私も、語ることを止めた。
 何を言うかより何を語らざるか。
 人間、年を重ねると人前で話す機会が増え
てくる。例えば、社内でのあいさつ、結婚式、
葬式でのあいさつ。
 更には、社内でのディベート。
 そのような時、命とりになるのが、決して
口から出してはならぬ言葉がある。言葉は汗
の如く、一度出たものは、いくら言い訳しよ
うと、元には戻らない。あやまっても、言わ
れた人間は万年心に残る。