日本医療評価機構 認定第 JC1979号
公チャンネル

『和ロウソク』
 私は和ロウソクを、二日に一回は灯してい
る。炎がほのかにゆれる。消えそうで消えな
い。
 和ロウソクの炎をみつめていると、自分の
心をみているように思う。
 エゴが右に左にゆれ続ける。時が経に従い
ゆれは少しずつ弱くなっていく。自分の小さ
な我、つまり、自分は正しい、間違っていな
い等々、都合のよいように自分の心は動く。
それをじ〜っとみつめていると、心のゆれは
少しずつおさまってゆく。
 ロウソクが灯すのは、芯があるからだ。芯
のまわりに蝋があり、蝋が芯にすいこまれて、
灯し続ける。人間も芯がなければ命を灯すこ
とはできない。
 筋の通った、腰骨のある人間でありたいも
のだ。毎日が修行の日々である。